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文系出身IT系女子がデータベーススペシャリストに3ヶ月で合格した勉強法

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先日、データベーススペシャリストに合格しました。


勉強中は何度も心が折れそうになりましたが、頑張って本当によかったです!

わたしが3ヶ月でデータベーススペシャリストに合格した勉強法を書き残して置こうと思います。

勉強する際の参考になると嬉しいです。


<目次>

みっきーのスペック

・文系出身IT系女子(SE)
・新卒入社したSIerで社会人6年目
・データベース設計の経験はなし。簡単なSQLが記述できるくらい。
保有資格:基本情報、応用情報、情報処理安全確保支援士

データベースはテストデータをいじるときにSQLを記述するとか、そのレベルでしかやったことありません。

データベーススペシャリストデータベース設計の知識が問われます
また、近年の傾向としてはSQLの勉強が避けて通れなくなってきています

私は応用情報技術者試験を受験した際にデータベースの勉強をしていたので、SQLに関しては少し楽に勉強できました。

試験の概要

データベーススペシャリストの試験の概要を簡単に記載しておきます。

・試験日程:春試験のみ(例年は4月第3日曜日)
・合格率 :13~18%くらい
・午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4部構成

詳しい情報はIPAの公式ページをご参照ください↓
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:データベーススペシャリスト試験

ちなみに私が合格したH30春の合格率は13.9%で、H21春以降の試験の中では一番低かったみたいです。

勉強に使用した参考書とサイト

◆書籍◆

いろんなブログで紹介されてますが、データベーススペシャリストの午後対策といえばこれです。

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2018年版

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2018年版

わたしはこの一冊しか使ってないです。

著者の三好さんがデータベーススペシャリストガチスペシャリストなので、H14春試験からの全過去問に解説がついてます

これで3000円。オトクすぎる。

人によって合う合わないはあると思いますが、勉強するにあたってどれを買えばいいか悩んでいる場合はこの一冊をオススメします。

◆サイト◆

情報処理試験の午前の勉強といえばこのサイト。

www.db-siken.com

基本情報技術者試験応用情報技術者試験、情報処理安全確保支援士と受けてきましたが、どの試験のときもこのサイトにお世話になりました。

Webアプリの「過去問道場」でユーザーログインすると、何割正解しているかや間違えた問題などを記録してくれるのでとっても便利です。

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(画像はネットワークスペシャリストのものですが、データベーススペシャリストも同じデザインです)

午前の問題は5割くらいが過去問から出題されます。

このサイトで過去問を問いて9割以上とれるようにしておけば午前は合格できます。

3ヶ月間をどう過ごしたのか

わたしはデータベースの業務経験がほとんどなかったので3ヶ月前から勉強を始めました。

でも3ヶ月目になると中だるみし始めてモチベーションを維持するのがめちゃくちゃ大変でした。

なので多少の業務経験がある方や過去にデータベーススペシャリストを受験した経験のある方は2ヶ月とかでも十分かもしれません。

◆1ヶ月目(1月)

とりあえずデータベースの知識をつけなければと思い、午前Ⅱの勉強から始めました

データベーススペシャリストドットコムはスマホにも対応しているので、通勤の電車の中で過去問道場をひたすら解いてました。

1問1問理解しながら解きたかったので1日10問くらいのペースで進めて、過去問道場の一周目を終えました。


ちなみに前回の試験(H29秋)で情報処理安全確保支援士に合格していたので午前Ⅰは免除でした。
午前Ⅰが免除でない場合は応用情報技術者試験の午前の勉強をする必要があります。

免除制度の概要
下記のいずれかの条件を満たした場合、その後(2年間)の受験申込み時に申請することによって、情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部(共通的知識を問う午前Ⅰ試験)が免除され、午前Ⅱ試験から受験することが可能です。

情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部免除対象となる条件(いずれか一つでも満たせばOK)】
応用情報技術者試験(AP)に合格
情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格
情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績をとる


引用元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/koudo_menjo.html
◆2ヶ月目(2月)

引き続き午前Ⅱを「過去問道場」で解き続けました。

応用情報技術者試験の勉強をしていたときに失敗した経験から学んだのですが、最初の方に午前の勉強をだーっと進めて、午後の勉強に入ってから午前の勉強を一切しなくなると午前の問題が解けなくなっちゃうんです。

応用情報技術者試験の試験当日の午前の試験は「あれ、この問題過去問で見たことあるのに選択肢どれだったかな…?」という状況に陥り、午前で不合格になりました。。。
(午前で不合格になると午後は採点されません)

なので午前の勉強は試験当日までコンスタントに続けます。


また、2ヶ月目からは会社が早く終わった日や土日を利用して午後Ⅰの勉強を始めました

基本的には午後も過去問を解いて勉強します。

午前とは違って過去問と同じ問題は出ませんが、毎回傾向は同じなので問題の解き方を勉強します。

情報処理教科書 データベーススペシャリスト」には「午後Ⅰの戦略」というページがあり、どの過去問から解いていけば効率的に勉強できるかを記載してくれています。

わたしは記載通り「濃い網掛け」の問題から解いていきました。

最初はちんぷんかんぷんですが、「問題を解く→解説を読んで理解する」を繰り返すうちにだんだん解けるようになっていきました。


あと、スキマ時間に「情報処理教科書 データベーススペシャリスト」を第1章から読んでいきました。
これが効果があったかは分からないですが、なんとな~くデータベーススペシャリストの試験で問われる知識は把握できました。

◆3ヶ月目(3月)

引き続き「過去問道場」で午前Ⅱの勉強。これは欠かしません。
午前で不合格になったら午後の勉強がパーになっちゃいますからね。


3ヶ月目は午後Ⅱの勉強を始めました

午後Ⅰと同じく「情報処理教科書 データベーススペシャリスト」に「午後Ⅱの戦略」というページがあるので、「濃い網掛け」の問題から解いていきました。

個人的には午後Ⅱのほうが解きやすかったです。というか、楽しかったです。
午後Ⅰでちょっとだけ午後の試験に慣れてきていたのもあったかもしれません。


最初は問題文の量に圧倒されるかもしれませんが、問題の量が多いということは問を解くのに必要な情報は全部問題文に載っているということ。

落ち着いてじっくり取り組めば着実に解けるようになっていきます。


そんな感じで午後Ⅱをメインに勉強しつつ、午後Ⅱを解くまとまった時間が取れないときは午後Ⅰを勉強したりしてました。

あ、もちろん午前Ⅱもですよ


ちなみに4月は新しい過去問には着手せず、2月と3月で解いた過去問の復習をしてました。

試験当日

◆試験開始前◆

試験当日の朝はいつもカツサンド食べてます。願掛けです。

試験会場には早めに着いてノートにまとめたこととか参考書とかパラパラ見返してました。

あんまりやりすぎると逆に焦ってくるのでほどほどに。

◆午前Ⅱ◆

午前Ⅱは過去問を解いていたのでバッチリ解けました。

◆昼休憩◆

お昼は前日にコンビニでおいたのを持っていきます。

糖分摂取のためにキットカットを食べます。これも願掛けです。

◆午後Ⅰ◆

問1と問2を選択しました。

問1は比較的易しかったのでスムーズに解けたんですが、問2がやや難問でした。

問1を解ききり、問2が半分くらい埋まったところで残り10分くらいになってしまったので、「とりあえず埋めなきゃ!」と思って部分点狙いで必死に埋めきりました。

◆午後Ⅱ◆

問1を選択しました。

例年に比べるとかなり易しかったんじゃないかと思います。

回答し終わったところで少し時間があまるくらいでした。

午後Ⅱはいけたと思ったので、午後Ⅰ次第で合否が決まるな~と感じました。

試験結果

無事に合格できました!!!

・午前Ⅰ:免除
・午前Ⅱ:84点
・午後Ⅰ:62点
・午後Ⅱ:62点

午後Ⅰがギリッギリ…!そして午後Ⅱも意外とギリギリ…!

でも合格は合格なので良しとします!

最後に

データベーススペシャリスト情報処理試験のなかでも高度な知識を求められる試験なので勉強はとっても辛かったです。

でも合格できてすべてが報われた気持ちになりました。

午後は時間がなくなることがあると思いますが、「諦めずに解答する」ということが大事だと思います。


この記事が少しでもデータベーススペシャリストを受験する際の参考になると嬉しいです。

応援してます!